声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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#おにじ声優名鑑シリーズ Vol.26 市ノ瀬加那

おにじと申します。

 

 

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市ノ瀬加那

 

オーディション・養成所・事務所遍歴

札幌スクールオブミュージック&ダンス専門学校
第6回 シグマ・セブン声優オーディション2015 合格
シグマ・セブンe

シグマ・セブン

 

生年月日 : 1996年12月20日

デビュー : 2016年

出身:北海道帯広市

 

査定

演技力:C

演技幅:C

歌唱力:C

キャラソン力:C

トーク力:C

実績:B

過激派的将来性:D

序文

堅実な声優事務所の一つと言えるシグマ・セブン。(最近やたら放出が目立つのは一回置いておいて)

この事務所において、近年の活躍が目覚ましい声優の一人が、市ノ瀬加那である。

登場してからの、いきなりの抜擢続きで、一気にスポットライトが当たった感じがあった市ノ瀬であるが、ここまで比較的順調に声優としての歩みを進められている印象がある。

最初の印象の強さもあり、負けヒロイン声と言われたこともあったが、様々な役柄をやっていく上で、その声というのも薄れたのかなとも感じる。

声優としては結構抜擢の連続の所もある市ノ瀬。そういう超えるべきハードルが高い中で、一定の成長というのもをしていきながら、奮闘している部分というのも感じる所もあったりはする。

特に最近に関しては、より演技の部分の安定性という所がしっかりしてきた印象もあり、この辺りは経験を積むことによって、それをしっかりと糧に出来ているという所でもあるのかもしれない。

これほどの大役をやりながら、まだ成長過程と思わせる所もある市ノ瀬。こういう声優もめちゃくちゃ名鑑にしにくいんだよな。(もう名鑑にしやすい声優なんて残ってんねえだろそんなに)

 

経歴

幼少期の頃から、アニメというものは身近にあったようであり、小学生の頃から、アニメチャンネルを暇さえあれば見ているくらいにはかなり最初の段階で出来上がっている部分がある。

とは言え、それはあくまでも見ているという所だったようなのだが、より熱が入り始めたのが、中学生の時代に、『テニスの王子様』が大好きになったことというのがきっかけということである。

元々から週刊少年ジャンプ系のアニメは好きだったらしく、小学生時代から『テニスの王子様』は見ていたようなのだが、中学校になってから、よりキャラクターの良さに惹かれ、ゲームにも手を出したりし、現在においても大好きなコンテンツということらしい。

 

このようなこともあり、アニメというものが大好きになったことで、アニメに関わるような仕事に就きたいというように考えるようになり、それに繋がるような学校のオープンキャンパスに通うなどの行動に至っていたとのこと。

こういう中で、より現実的に声優というものを目指すきっかけとして、このオープンキャンパスで、自己紹介をした瞬間に、先生から「それ、地声?」と尋ねられ、「そうです」と答えたら「すごく向いていると思う」と言われたことだと言う。

このようなことがあり、本格的に声優を目指すこととなり、札幌スクールオブミュージック&ダンス専門学校に入る。

 

そして『第6回 シグマ・セブン声優オーディション2015』に、宮下早紀などらと一緒に合格。2016年にシグマ・セブンeへと入所し、声優としての人生がスタートした。

活動を開始した2016年は『アイカツスターズ!』でのモブの生徒役という所から開始。

2017年もアニメでのモブと、ソシャゲへの数本の出演という感じで、まぁ新人声優としての動向は別にそこまで特出な所ではなかったのだが。

 

転機となったのは2018年、『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のイチゴ役にいきなり抜擢される。

ダリフラ』はTRIGGERとA-1 Picturesが共同制作したオリジナルアニメであり、注目作の一つであった。

こちらで、初のアニメメインキャラを演じた市ノ瀬は、一気に注目を集める存在となった。

まだまだ新人声優らしい演技の部分も存在はしたものの、作品の中心キャラとしての責務をしっかりと全う出来たようには感じる。

確実な負けヒロインを演じられた時点で、まぁこの時の市ノ瀬にはあまりにも十分すぎるものだったというか。

この年はP.AWORKSのオリジナルアニメ『色づく世界の明日から』風野あさぎ役でメインを獲得。今どきメイン作品が一気にオリジナル作品で抜擢されるってのも珍しかったなあと感じる。

またラジオでは新人女性声優の登竜門的ラジオ『ラジオどっとあい』第76代目パーソナリティに選ばれ、『ラジオどっとあい 市ノ瀬加那のいちから!いっせーの!!』でラジオ初パーソナリティを務めた。

注目作品とも言える作品で一気にメイン2つ抜擢された市ノ瀬は、新人・若手声優の中での注目株として扱われることになる。

 

2019年からは、出演作というのも増えてきた印象。

メイン役というのも増えていくことになる。

『Fairy gone フェアリーゴーン』マーリヤ・ノエル、『キャロル&チューズデイ』チューズデイ、『ひとりぼっちの○○生活』倉井佳子、『Dr.STONE』小川杠と、メイン役を務めている。

結構作品の経路が違う所ある中で、メイン役でも経験を積めている所もある。

メインではないが、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』四条眞妃など、作品として人気の所にも、メイン以外でも関われている。

 

2020年は『社長、バトルの時間です!』ユトリアでメインを演じ、この年から『ミュークルドリーミー』にちあ役等で出演している。

この年からニコ生番組『市ノ瀬加那のみちのせかい』(あみあみチャンネル)をスタートしている。

 

2021年は、『聖女の魔力は万能です』アイラ〈御園愛良〉、『境界戦機』紫々部シオン、『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』荻原沙優などでメイン役を務めた。

特に『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』荻原沙優は結構な話題性を呼んだ上に、キャラクターに対してのマッチングも非常に良かったこともあり、評判になった感じはある。

ゲームではTYPE-MOON月姫 -A piece of blue glass moon-』翡翠役を演じることに。型月ファン待望の月姫リメイクにおいて、役を預かることとなった。

 

この年、2019年の『Fairy gone フェアリーゴーン』マーリヤ・ノエルなどを中心に評価され、3月の『第15回声優アワード』にて新人女優賞を受賞。シグマ・セブン系統の声優が声優アワードを受賞することは初であり、大きな意味というのを感じる受賞となった。

なお、この年の11月にシグマ・セブンeからシグマ・セブンに移籍(実質的な昇格)し、名実ともにシグマ・セブン声優となった。

 

2022年は『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』オリヴィア、『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』ぷりん〈須理出未来〉などをメインで演じたわけだが、まぁこの年から2023年までの市ノ瀬というと、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』スレッタ・マーキュリーという所に尽きる部分はある。

この抜擢はガンダムシリーズという所でも大きい物であり、初の女性主人公という歴史的なものであり、ガンダムの新たな挑戦のセンターとして市ノ瀬は抜擢された。

まぁ~大変だったと思うが、まぁ普通にちゃんと出来たというか、この作品を通して更に強くなれたのかなという所があるんじゃないかなと思う。

めちゃくちゃ重責だったわけだし、ようやっとる。

 

今年は『あやかしトライアングル』花奏すず、『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』セレン・ボルドー、そして『葬送のフリーレン』フェルンをメインで演じている。

 

確実な経験を抜擢とかも含めて積んできた市ノ瀬

中堅の域にそろそろ入ってくるタイミングにもなってくる訳だが、確実に声優としての歩を進められている声優の一人だろう。

 

 

評価

ということで、ここからは評価パートになる。

いや市ノ瀬の評価も難しいのよ。変なこと書いてたらホンマごめんなって思う(これは毎回書く時に思うんだけど、ここ最近書いてる人は特にそうかもしれん…)

 

市ノ瀬という声優の技量を語る上で、やはり声質という所に関しては触れるべきである。

市ノ瀬の声質という所に関しては、まぁ素養として非常に強みがあるというか、現代声優に必要な素養を持っている感じがある。

発音面でもそうだし、結構さっぱりした雰囲気とかも出せたりもする気もするし。

ここにある程度の演技が乗っかってくれば、そりゃ現代声優業界において、抜擢とかの方向性に行くだろうなという強みを持てていると思う。

筆者まぁ声質という概念に関しての言語化が声優評価において一番下手くそなので、この辺りの解析をするのは得意ではないのだが…(というか声質が良い悪いが本当に分かってなかったので、まだこういうこと書けるようになっただけマシではある)

 

市ノ瀬にスポットライトが当たったタイミングというのは、この声質という所の強みをとりあえずぶっ放しておく…みたいな所もあったのかなとは感じる所はある。

こういう声優は、別に市ノ瀬以外の新人・若手女性声優においても存在することであり、この声質の良さに、養成所などで仕組まれた演技能力を乗っけると、ある程度は大丈夫な演技になる感じはあるのである。

ただ、それは大丈夫な演技になる感じがあるだけなので、どうしても粗というのは要所に出てくる所があった。

これは『ダリフラ』においてもそうであるが、最初出てきた頃の1、2年というのは演技においての安定感という所で、どこか不安定になる場合というのがあったように思える。

この不安定感の所は、色々な要素があると思うのだが、まぁ一つ言うとすると演技においての加減のバランスが上手く行かなかった時というのはあった。

作品によって、どちらかというと自然に近い演技を…という場合と、アニメらしく少し大袈裟にみたいな演技というのとか、色々と求められる訳だが、そこら辺とかの加減がちょっと上手く行かなかった時があったというか…ちょっとそこまでやると棒手前やぞとか、それはちょっとやり過ぎてるぞとか、そういうのが当初はあった感じがする。

 

ただ、こういう所に関しては、結構近年において改善が見られていると思うし、これは純粋に市ノ瀬の演技の能力の向上という所であろう。

声質を押すタイプの声優というのは、その声質の良さで早期にメインなどに当てられることも少なくないのだが、そういう中でしっかりと場数を踏むことによって、そしてそれ以外の要素において、しっかりと向上しているという所で、特に近年においての演技は良いものとなっており、コレが『水星の魔女』という作品において、しっかりと表現することは出来たのかなと思う。

演技において、諸々の加減もそうだし、スキルという所もそうだが、声質のパワーという所に釣り合う所までに持っていくのが、出るのが早ければ早いほど苦労する。そういう所において、まだ市ノ瀬は苦労している部分があるのかもしれないが、少なくとも当初よりは間違いなく向上しているし、そのような粗を見せる機会というのは極めて減ったのではないだろうか。

 

演技幅という所に関しても、安定感の所にもつながる所ではあるが、物凄く広いという感じではなかったし、現在においても物凄く広いという訳では無いが、役の幅を広げられてきているのかなという感じはある。

まぁこのあたりというのが、どれくらい広がってるのかとかはもうちょっと見ていく必要性はあると思うけども。

『ひげひろ』の荻原沙優は本当にバチッとハマった感じはあったけど、アレは割とそこれなりにベースから遠くないというか、近いところだしねえ…

でもこう、いわゆる感情表現少なめとかのタイプの演技が、結構その上での感情表現とかも乗ってきている感じはするので、上昇している感じする。

 

歌唱に関してだが、数自体は多くないのだが結構良い感じ。

歌った方がより声質的な所での透明感とか、そういうのがより出やすいのかもしれない。

純粋な歌性能という所で高い感じがあるし、音の取り方とかも普通に上手い方向だと思うので、なんか今後歌関連でスポットライトが当たる機会というのも出てくるんじゃないかなあという感じもする。

キャラソン性能とかもちゃんとある感じあるし。まぁなんか今更デレマスに呼ばれたのは本当に驚いたけど、こういう所もあるんでしょうか。わかんないっすね(

 

トーク力に関してだが、まぁラジオの場数とか、生放送の場数を踏んでいることだし、普通に喋ることは出来る方だと思う。

まぁその割に筆者の中にあんまり喋ってる市ノ瀬のイメージ薄くて困ったんだけど。

でも動画とか改めて見返したりしたら「いやまぁそりゃ喋れるわな」ってなんか一瞬で確認が終わった。なんだったんだ俺の印象の薄さ。

 

市ノ瀬加那は、多くの抜擢を経て、自分の地位を確立しながら、現在においても成長を続けている声優と言えるのかもしれない。

ガンダムでの抜擢を経て、更に強みというのを出してきたし、弱みというのを少なく出来てきている感じはある。

声質という所に強みを持っている声優という所の良い所と、当人が苦労しそうな所を地で行っている感じもある声優であるが、普通に有能な声優の方向へと歩みを進めることは出来ているような感じはある。

というか、ちゃんと成長していて、ハマり役も来て、ガンダムの大役を全うしてもまだなんか上がありそうと思える声優ってすげえなって思う。

市ノ瀬の可能性、無限大である。

 

 

以上。