声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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#おにじ声優名鑑シリーズ Vol.21 若山詩音

おにじと申します。

 

はい、名鑑シリーズ(雑紹介)

 

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若山詩音

 

オーディション・養成所・事務所遍歴

劇団ひまわり

 

 

生年月日 : 1998年2月10日

デビュー : 2002年(子役活動)・2006年(声優業)

出身:千葉県

 

査定

演技力:C

演技幅:C

歌唱力:C

キャラソン力:C

トーク力:C

実績:B

過激派的将来性:D

序文

劇団ひまわりという所は、やはり事務所の性質上、声優というものがメインの事務所ではない。

ただ、その中で定期的に一定以上のクオリティの声優を輩出してくる所があるように感じる。

今回紹介する若山詩音も、その例に漏れない存在と言っていいだろうと思う。

子役から活動をスタートした若山は、比較的近年、声優として本腰を入れ始めた訳だが、そこからの抜擢、活躍という所は目覚ましい物があると言えるだろう。

 

実質的な声優としての実働は5年程度であり、この5年で多くのメイン級の役を獲得している上に、技量としても一定以上のものを見せている上、作品として一定以上の評価を集めているような作品への出演も多い印象である。

出演数は物凄く多い訳では無いのにである(少ないわけでもないけども)

 

子役系統からの声優転換というのは、すごく珍しい訳では無いが、やはり能力として高いものを見せている声優の中で、子役系統というのは結構少なくない印象。

演技の面で結構異なる部分はあると思うのだが…やはり長年演技を生業にしているからなのかどうか。(まぁこういう経歴の所で想定・括るっていうのはいいことではないような気もするので、あんまこういうこと言うべきじゃないかもしれんけど…)

 

まぁ芸歴の所で言えば、普通にベテランの域に入ってくるとは言え、声優としては若手といえる部類として、この能力と安定感は助かるという言葉しかないと思う。

確実に能力を発揮しながら、知名度も複数回メイン作品が当たることで上昇。抜擢と躍進を続けてきた若山詩音を今回はご紹介していこう。

 

 

経歴

まぁこういう系統の声優(子役転換)はそうと言えばそうなのだが、若山が劇団ひまわりに加入したのは3歳とかいうタイミングである。

これは姉が既に子役だったとのことで、その付き添いの際にスカウトを受け、加入することになったと。なので、当ブログでの名鑑でも極めて珍しい養成所・事務所経歴がたった一つで済んでしまう声優となる。劇団ひまわり!終わり!なので。

 

子役としての活動は2002年『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』(NHK)佐々なつ役が最古と思われる。いくつかのドラマや舞台などに出演していた模様。

 

声優に関しては、ゲーム好きということで、中学校の時代くらいから声の仕事をやりたいと思っていた模様。なお当時はヘッタクソだったらしい。

声優としての活動を本格的に行うのは近年ではあるのだが、その前から声の仕事という所に関してはその前から行っている。

最古は2006年、TVアニメ『RED GARDEN』でアンナ〈幼少期〉役を演じている。

また、吹き替えなどに関しても、この2006年から役名なしではあるものの、『ウォルト・ディズニーのサンタクローズ3/クリスマス大決戦!』に関わっていたりと、声優活動という所に関しても、ここからカウントするのであれば結構な長さとなる。

どちらかと言うと、声優仕事が本格化する前は吹き替えの仕事をしていることが多かった模様。

 

声優としての活動を本格化させていくのは2019年頃となる。

その最初に、『空の青さを知る人よ』相生あおいがあるわけである。

長編映画などの出演もなければ、声優としての活動もそこまであったわけではない、アニメにおいての出演は少なくとも5年は開いている、そもそも吹き替えとか含めてもメイン役なんてものはなかったと言って良い若山。まぁこういう大衆向けアニメ映画は所謂声優ではなく、俳優を使うことが極めて多い。

また特に『君の名は』(2016)や『天気の子』(2019)以降の系譜として、センターに実績のない俳優女優を使おうという方向性は感じられる所があり、若山の起用もその例に漏れなかっただけと言えばだけであり、当時に関してはこの大衆向けアニメ作品には無経歴俳優女優を使う悪しき流れの一つでしかなかったという言い方をしても、大げさではなかったような気がする。(まぁここから他アニメ出たり年内にしているので、まだそこまでではなかったとも思うけど、そこまでちゃんと調べる人間はそんないないだろうし)

とは言え、ここからすぐに声優として活躍していくこともあり、声優としての能力を身に付けていたこともあり、この初手(初手ではないんだけども)から能力が高かった。なんならこの作品いつもの主要キャラ俳優女優作品なので、色んな意味で勝っていたまである。

この2019年は、アニメでは『Dr.STONE』あずら役、Webアニメでは『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』ムカイ・ヒナタ役、吹き替えでは『ヘイト・ユー・ギブ』スター・カーター役などを演じており、多方面での活躍がここから開始していくことになる。

まぁ、ここからは基本的にはアニメ声優としての活動になっていくわけではあるが。

 

2020年はまともな出演が存在しなく、2021年から一気に存在感を増す…というか、増し過ぎ。

無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』七星静香とかから始まっているこの年だが、コレ以外がメイン。

『SSSS.DYNAZENON』南夢芽でテレビアニメ初メイン役を獲得。それも、前作(というか第一弾)『SSSS.GRIDMAN』が非常に話題となった作品である所でである。そりゃまぁ話題にならないわけもなく。こちら2023年に『SSSS.GRIDMAN』と合わせての映画『グリッドマン ユニバース』がある。

この後に『さよなら私のクラマー』越前佐和。こちらも同年に『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』がある。展開が多い。

これに『takt op.Destiny』運命 / コゼット・シュナイダーを加えた出演となっており、なんかやたらと存在感をマシマシになった一年だった。

 

2022年は、『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』川合麻依から始まっており、『明日ちゃんのセーラー服』古城智乃と出演を重ねている。

まぁ結局の所、この年は『リコリス・リコイル』井ノ上たきなに尽きる所がある。

オリジナルアニメとして、かなり跳ねた所があるこのリコリコ。

メインであるたきな役は、知名度をさらに高めることとなった。演技としてもかなり印象に残る所あると思う。

この年は『ラジオどっとあい 若山詩音のアーティスティックに語らせて』でどっとあいMCもしているわけだが、前述の『リコリコ』のラジオ『リコリコラジオ』は、作品の人気も相まって人気となっており、千束役である安済知佳との自然体なラジオは面白い感じになっていた。

この年の活躍が認められる形で翌年授賞式となる第17回声優アワードで、新人声優賞を受賞した。

 

今年は前述した『グリッドマン ユニバース』が放映。

また『好きな子がめがねを忘れた』で、三重あい役を演じているなど、安定した活躍を見せている。

 

実働ほぼ5年という感じでありながら、ここまでの話題性と、声優本格参入からの能力として一定以上のものを残している感じがある。

出演数に対してのメインの割合が非常に高く、効果的なインパクトを残せているということでもある。

劇団ひまわり声優というのは、こういうの多いんだけど、こういうのをそれなりの頻度で出してくるのって怖いからね。

今後も出演する作品を注目するべき、若手声優の一人である。

 

 

評価

はい、ということで評価パートです。

 

まぁ若山って、前述した通り意外と出演数が多いわけではないのだが。

メインの初手が、まぁ『空の青さを知る人よ』だったこともあったのか、最初は割と自然な演技という所を感じる所があったように思う。

こういう所は、まぁ声優的ではないという所もあるのかもしれないが、割とちゃんと普通に声優としての演技としても良かったような感じはある。

加減が面白い所があるのだが、若山の演じているキャラクターって割とクールっぽく見えるキャラクターが印象的には多くなりがちで、実際そういう中での演技は多いわけだが。

 

そういう土俵の中で、若山はしっかりとキャラクターごとの違いを見せられているのが良い所であるという言い方は出来る。

コレ、声幅が広いという言い方が適切かもなんか難しい所があるんだよな。いや、そりゃあるんだけどさ。

でも、若山の演技においての引き出しの作り方はどちらかと言うと演技の仕方という所での変化の部分もあるように感じる。

勿論声幅としても高低結構な広さはあるような感じはあるのだが。

ただ、割と演技の所のテンションとか、声の入れ方の種類が多いなあという印象。

ミステリアスな雰囲気とか、リアルな年頃の感じとか、明るい感じとか、そういう所に関しての違いみたいなものをちゃんと付けられるのが良い所。

そういう所の演技の仕方の引き出しが多い上に、声の幅もあるから、色々な役柄を務められるし、違いを見せられるという所でもある。

まぁそれでも似通ってくる所はあるんだけども。

 

若山の良い所は、クール系とか無口系とかでも感情の出し方みたいな所が上手な印象がある。

デレたりする所とか、キレたりする所とか、そういう大事な所でのキャラの魅力をこういう所で示すんだぞっていう所での演技とかも上手。

ちゃんと過程を踏むし、そういう所の構築が非常に上手だなと。キャラとしての魅力とか造形が増すというかね。

どういうキャラクターでも、そのキャラクターとして叫ぶことが出来るのとかも良い所ではあるし。

声設定によって演技の幅が狭まるということもあまりにないのも良い所。

良い感じの棒とかもやったりしているので、結構特殊なキャラ性というのもカバーできそうなのも良い所。今後出演が増えることで新たな面が出てくる感じになるんじゃないかなと。

 

歌唱力という所だが、そんなに歌唱楽曲が多くないので難しい所ではあるものの、少なくとも下手ではない。というかまぁ今の声優の平均的な歌唱レベルにあることは間違いないかと思われる。

普通にDYNAZENONとか、空の青さを知る人よとかでキャラソンはあるから。(後者は劇中歌だし)

そういう所で割と良い感じに歌われているとは思われますが、現状そこまで細かいことを言うのもどうかなあというくらいの楽曲数なので、これくらいで勘弁してください(

 

トークに関しては割とわちゃわちゃタイプな気がする。

面白いんだよな、わちゃわちゃしてて。割とボケな気はする。でもツッコミも出来る。どっちも行けると思われる。

でもボケとかの方が良いのかもしれない。なんかこう、慌てさせると面白いなって思ってしまう。

筆者の数少ない現地の中で、『ぽんのみち』発表イベにいたけど、麻雀の待ちとか色々な問題でキャスト最下位となってしまい、「私が情熱がない人みたいに思われる」ってめちゃくちゃ焦ってたの好き。いや大丈夫だってwwwってなる奴。面白いなあって思って見てた。アレ祖父の葬式後に行ったの本当に色んな意味ですいませんでした(

 

若山詩音は、劇団ひまわり産声優としての信頼というものを引き継ぐことが出来た声優という言い方も出来る。

声優として本腰を入れ始めたのはここ数年、かつ出演数という所も多くはない訳だが、その中でも結構な役柄の多さ、そしてそれに合わせた演技という所を見せてくれていると思う。

作品の当たりというのは割合としては多い印象であり、そういう所含めてめちゃくちゃ強い。

まぁクール系統っぽい印象はあるが、ほかも出来るのは普通に出演作見ていけばわかるし、今後も色々な役柄で活躍することが期待できると思う。

今後も安定した活躍を期待していきたい声優の一人。

なんか出てきてから安定の地位に座るの早すぎるだろって感じで。

 

以上。