声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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#おにじ声優名鑑シリーズ Vol.37 千本木彩花

おにじと申します。

 

 

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千本木彩花

 

オーディション・養成所・事務所遍歴

日本ナレーション演技研究所大宮校

アイムエンタープライズ

 

生年月日 : 1995年11月24日

デビュー : 2013年

出身:埼玉県

 

査定

演技力:C

演技幅:C

歌唱力:C

キャラソン力:C

トーク力:C

実績:B

過激派的将来性:D

序文

声優としての活躍において、色々なものがあるとは思う。

こと、女性声優という所において、一時期のアイムエンタープライズというのは、本当に出てきたら売れるみたいな傾向があったと言っても過言ではないものであったように思える。

10年代のアイムというのは、本当に人気声優を生み出すことしかしていなかったまであるし、それだけの層を誇っていたのもまた事実である。

所謂爆発的な人気の上昇というものを作り出すことが多かったようなイメージがある(実際はそうではない場合というのはあるんだけど)

 

そういう中で、そこまで爆発的な上昇というわけではなかったが、確実にポイントポイントで活躍をするような形で、実績と知名度を付けていった感じがするのが、今回ご紹介する千本木彩花である。

先人のアイム声優のような形ではなかったものの、しっかりと存在感というのを出せていった感じがする、割と堅実さ歩みみたいな言い方のほうがマッチしそうな千本木。

劇的に出演作品に恵まれているとかそういうわけではなかった感じはするが、その中で長く続くシリーズの主要キャラというのをキャリアの比較的早めに獲得出来ていたり、当初の期待を上回るような作品の主要キャラにいたり、メインメインしたようなキャラクターでなくとも、作品の中で必要な動きをしていたりと、いてくれるとありがてえなあと思える声優という印象もある。

あとまぁ、当時ではかなり珍しかった、20代の時点で結婚を公表した声優だったりもする。

 

各所で必要な働きをしてくれる助かる声優である千本木で、今回は一本書いてみることにしよう。

 

経歴

埼玉県出身の千本木が、声優という仕事を意識したのは、小学生の頃。

新世紀エヴァンゲリオン』が好きで見ていた頃に、声優という職業を認識したらしい。

そこから、中学時代に『けいおん!』等の深夜アニメを見るようになり、声優への興味が深まっていく。親御さんもアニメや漫画が好きだったそうで、声優を志すに当たっては比較的ありがちな両親には最初反対された系統の話はなく、スムーズに声優を目指す道へと向かっていくことになる。

 

高校2年生のタイミングで、日本ナレーション演技研究所大宮校に入所。

高校の吹奏楽部と両立しながら通っていたとのことである。

基礎科から本科に上がり、この日ナレ所属の段階(2013年)で『帰宅部活動記録』九重クレア役に抜擢され、TVアニメ出演を果たしており、これが声優デビューとなる。(なお『帰宅部活動記録』は、ネットでは棒読みアニメとして認識されているアニメであり、実際主要キャラの殆どが新人であったことで技量不足は否めなかった)

 

日ナレ本科終わりの時の所内オーディションにて合格し、2014年よりアイムエンタープライズに所属し、本格的な声優としての活動がスタート。

2014年、2015年と、アニメ・ゲームにおいて、各所でのモブやサブキャラを演じて経験を積んでいる。(『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』とかにでてたりするよ)

 

2016年、一つの転機を迎えることとなる。

ガーリッシュ ナンバー』烏丸千歳役で初の主役を獲得するのである。

こちらは所謂メディアミックス作品だったので、オリジナルアニメという言い方で良いと思うのだが、こちらで主役を張った。

あのディオメディア(この辺くらのディオメディアは頑張ってるだろ割と)のアニメとしては割と好評なアニメともなり、口癖の「勝ったな、ガハハ!」を含めて千本木個人の知名度が向上したと言える作品となった。

 

同年、こちらもオリジナルアニメである『甲鉄城のカバネリ』で無名役を獲得。

ノイタミナ枠で放送されたこの作品でもメイン役を獲得し、こちらは複数の展開が行われる形ともなり、映画など含めて息の長い作品に関わることに成功した。

マジきゅんっ!ルネッサンス』でもメイン役と言える愛ヶ咲小花を演じ、この年から一気に出演数自体も増加した。

またラジオ方面では『千本木彩花・和多田美咲赤尾ひかるのようこそ!グリーンハーベスト』や、現在も続く『高田憂希・千本木彩花のしゃかりきちゃん』がこの年スタート。まさに飛躍の年となった。

この年の活躍により翌年2017年3月に授賞式が行われた『第11回 声優アワード』で新人女優賞を受賞した。

 

2017年は、『クロックワーク・プラネット』アンクル、『アニメガタリズ』上井草有栖、『ピアシェ〜私のイタリアン〜』七瀬萌里菜などでアニメメイン役を務めている。

また、この年はゲームでの活躍も幅広くなっており、『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』秋原雪花、『ヴァルキリーコネクト』狂戦士ベル、『バトルガール ハイスクール』酒出茉梨などで出演している。

 

2018年は、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風トリッシュ・ウナ、『転生したらスライムだった件』シュナ、『踏切時間』アイ、『奴隷区 The Animation葛飾ジュリアなどでアニメに出演しており、コンスタントな活躍を見せる。

 

2019年は『BEASTARS』ハル、『あひるの空』薮内円、『超可動ガール1/6』ベルノアなどで出演。

メイン役ではないが、『まちカドまぞく』で佐田杏里役で出ていたりもする。

前述したカバネリの映画『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』はこの年上映。

この年の年末、『甲鉄城のカバネリ』で共演した畠中祐賢プロダクション)との結婚を発表した。

 

2020年は『ピーター・グリルと賢者の時間』ピグリット・パンチェッタ役で出演。

その他、『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』和泉十七夜、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』支倉かさねなどで出演している。

 

2021年は、『かげきしょうじょ!!』で、渡辺さらさ役を演じる。作品としての完成度も高かったこともあり、話題性はあっただろうか。

その他『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』吾孫子カスミ、『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』ファルファ、『iiiあいすくりん』ブルーンなどでアニメメインで出演している。

 

2022年『天才王子の赤字国家再生術』フラーニャ・エルク・アルバレスト、 『むさしの!』桜木錦などでメイン役で出演。

この年の覇権アニメの一つである『ぼっち・ざ・ろっく!』では廣井きくり役で出演。楽曲を歌唱していたりもする。

ゲームでは『ゼノブレイド3』リクなどでメイン役で出演している。

 

2023年は、『転生王女と天才令嬢の魔法革命』にアニスフィア・ウィン・パレッティア役で出演。

あのディオメディアアニメとして(もう言ってやるなよ)十分過ぎるというか、クールの話題にしっかり上がるようなアニメに仕上がっており、アニス役としての演技も評価が高い。

同年には『天国大魔境』キルコ、『異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する〜レベルアップは人生を変えた〜』御堂美羽などでメイン役を務めていrう。

 

今年は『ダンジョン飯』マルシル役で、アニメメイン役での出演をしている。

 

各所においてコンスタントな活躍を見せ続けているアイム声優の一人である。

 

評価

はい、評価パートです。

 

千本木の演技能力に関しては、基本的な能力という所で言うと、堅実な能力の高さという所がまず揃っているようには感じる。

ベースとしている能力の所がしっかりと土台としてある上で成り立っている感じがするというかね。

 

この上で千本木の強みっていうのは何なのか?っていう所を考えていくと、色々あると思うし、言語化していくのは難しい所があるのだが、正統派な所から一定崩すという所にあるのかなという風に感じる。

基本的な所、ベースというものがしっかりとしている上で、あえて通常の所から崩すという感じの演技が上手というか。

この部分の能力が非常に高いのかなという風に感じる。

基本的なベースの部分の骨組みがしっかりしているからこそ、出来る演技というのを見せてもらっているというか。

こういう所が上手だと、ちょっと楽観的なキャラクターとかをやった時に、そのキャラのらしさみたいなものが出てくる印象がある。

キャラとしての『軽さ』の部分みたいなのが、要所要所で出てくるのが、キャラとしての深さを出せるなあと感じる。こういうキャラでもやる時はやる!みたいな時は、基本的なベースがしっかりしているので、そういう演技が出来るので、そういうギャップを作り出せるというか…

正統派な可愛いキャラクターの演技というのももちろんしっかりと行うことが出来るのだが、千本木の場合は少しどこかが尖ったようなキャラクターを演じた時に独特の良さみたいなモノを出せるタイプなのかなと。千歳とか、アニスとか、きくりとか、なんかそういう所が出ている方が良いのかなと。

 

もちろん声の引き出しという所もしっかりと存在するので、各所のポジションにおいて効果的な演技をしてくれる。

メイン役でない所でのバランスというか、メインじゃないけどメインに影響は与えてくれるみたいなポジションでの働きとかが出来るなと思える声優なのかなと感じる。

こういう所が出来るとどこにいても助かる声優になるのだが、千本木はそんな感じもする。だからまぁメインでもサブでもよく見る声優になれる訳だよね。

高低においての幅というのも感じられるし、これまでの役柄的にもそういう所はしっかりと出ているのかなと。

 

歌唱力とかに関しては、声優としては十分な歌唱力みたいなものは持っているのかなという感じはする。

キャラソンとかに関しても、結構色々と歌っている印象もあるし、そういう所で難があるような感じでもないし。

ただまぁ『ぼっち・ざ・ろっく!』できくり役になった時歌唱曲どんな感じになるのかなとは思ったのだが、出てきたものを見たらめちゃくちゃ良かったという。こういうのも行けるんだなって感じではあった。良いねと。

 

トークとかに関しては、各所でのラジオでの経験が若手時代から豊富なイメージもあり、普通に喋れるし、ボケとかツッコミとかに関しても一定以上の評価が出来るのではないだろうか。

それこそ結婚したきっかけまである『カバネリ』とかでもやってたしね。長く続けている番組もあるし、そういう所があるってことはそれだけの能力がしっかりあるってことだと思うのでね。

 

千本木彩花は、しっかりとポイントポイントで活躍することによって、その足跡を残し、能力を出して、地位を作っていた堅実な声優の一人であるように思える。

作品の引きという所において、劇的な作品というのを多く引いているわけではないのだが、一定以上の作品に対してしっかりと貢献して、評価される…みたいな感じのことを結構続けられている印象もあり、代表作と呼べるような作品も複数揃えられているという、こういう過程というか、存在感を見せられていたら強いよなあというのを体現している声優の一人であるような気もする。

所謂アイムの全盛期というか、異様な人気声優乱立時代と比べると流石に落ち着いた感じもあるのだが、その中で千本木はちゃんと色々なところに顔を出しては作品として必要な力を出してくれる感じがあるというか、ちょうどいいポジションにいるのかなという…

転天があそこまで行くとは流石に思わんかったけど、それこそもう一発デカイのとか当てられると更に箔が付くかなとは思う。今後の活躍にも期待だ。

 

以上。