声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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#おにじ声優名鑑シリーズ Vol.29 矢野妃菜喜

おにじと申します。

 

 

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矢野妃菜喜

 

オーディション・養成所・事務所遍歴

スターダストプロモーション
→WARAHATA

ソニーミュージックアーティスツ

 

生年月日 :  1997年3月5日

デビュー : 2017年(声優)・2008年(音楽活動)

出身:兵庫県

 

査定

演技力:C

演技幅:C

歌唱力:C

キャラソン力:C

トーク力:C

実績:C

過激派的将来性:D

序文

定期的に声優をそれなりに輩出しているソニー・ミュージックアーティスツだが、SMAにおいて、多くのプロスペクトと呼べる存在が数年前には大量にいたりしたのだが、そこからめちゃくちゃ選別するみたいな残酷な行為を割と行った感がある。(F1のレッドブルグループのジュニアドライバーじゃないんやから)

そういう行為を行った中で、明確に生き残った声優の一人という言い方をしてもいいのが、矢野妃菜喜という声優である。

彼女の元々の経歴という所を考えると、元々はスタダでアイドルとかをやっていたりした中でなんかSMAに来るという良く分からん経歴をしており、途中から声優にシフト。声優にシフトしてから、なんだかんだあって急にラブライブの虹ヶ咲のアニメ追加キャラに抜擢されて、一気に知名度を獲得し、ウマ娘でも主要キャラの一人を獲得と、コンテンツ系においての抜擢が連続したことで、確実な知名度を得るに至った。

そこまでにおいて磨かれていた基礎的な能力という所の高さにより、非純血ラブライブのまともな声優陣においても浮くことなく演技をやってみせたりと、普通に能力を発揮しての現在のポジションを得ている感じはある。

歌唱などにおいても、元々そういう活動をしていた所からの声優の転身ということもあり一定以上のものは存在するし、オールマイティにできる声優として一定の価値を出せている感じはある。

とは言えまだまだ声優としてのキャリアがあるタイプの声優でもないという、結構どういうポジションにいるかを見出すのが難しい声優という言い方もできる。

そんな矢野の名鑑を書いてみよう。

 

経歴

母がきっかけで小学一年生から芸能活動を始めるという、幼少期から芸能界にいるタイプの人間である。

幼少期時代における出演などの情報はほぼ残っていないに等しいのだが、このあたりに関しては本当に良く分からん。

その後スターダストプロモーションに所属。アイドル活動を行っており、『piecees』、『momonaki』、そして『私立恵比寿中学』とアイドルを渡り歩いて各種活動を行っている。この時期に、舞台や映画などの出演が多少存在している模様。

その後、2013年にWARAHATAに移籍。映画である『INORIGAMI』、『ブラックリスター ゼロ』で、それぞれ主演を演じており、この年から【月影妃菜喜】名義にてうたたねこ歌劇団に出演している。

SMAへの移籍タイミングを調べてもマジで出てこない。2013年内の移籍では流石にないような気もするのだが、割と年内に移籍しているっぽい表現が多そうではある。前述した【月影妃菜喜】名義も、SMA初期には使っていたっぽいような気もするし。複数の記事とかを見ても、ここが微妙なんだよな。じゃあWARAHATAの移籍からどうなってるんだよっていうのが一番邪魔をしてるんだけど(

 

2014年、OVA12歳。』の主題歌である『恋の12歳』を担当。

この13~14年くらいのタイミングで、マネージャーに見つけてもらい、声優に本格的に転向する。なお、ここから明確な役を獲得して表に名前が出るまでに3年くらいかかっている。

2016年には、アニメコラボカフェ『SHIROBACO』のキャスト3期生として活動している。懐かしいねSHIROBACOとか。2018年まで矢野がいたという事実は中々のもののような気がする。『SHIROBACO』意外と通っている声優いるんだよな…

2017年に『DUSTY FRUITS CLUB』というバンドユニットを多田三洋と共にやっている。

この辺りからようやくゲーム『ゴシックは魔法乙女』(ティートリー)、『ロボットガールズZ ONLINE』(ギンガちゃん / ギンガイザー)で声優として名前が出てくるようになってきた。

2018年『温泉むすめ』で平戸基恵役を獲得。新人声優として温泉むすめノルマをクリアした感じがある。

 

2019年、ついにアニメに出演。『エガオノダイカ』エマ、 『キャノン・バスターズ』S.A.Mで出演している。

この年、SMAの新人・若手声優で構成した声優を題材にしたコンテンツ『BATON=RELAY』が発表される。矢野は日向葉澄役として出演。この時に同ユニットApril4に星希成奏、白河みずな、別ユニットにいた主な声優として、ペイトン尚未、石飛恵里花、水野朔、日原あゆみ、春咲暖などがいた。なおバトリレくんは2020年に開始し、2020年に終了する爆速撤退ぶりであった。

 

矢野にとっての転機はなんといっても2020年、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』への出演が決まったことである。

コレより前から活動をしていた虹ヶ咲だが、アニメ化するにあたり”あなた役”という故・スクスタにてのプレイヤーポジションの役をアニメでも出演させるということになり、公募で名前が高咲侑と決定。これの決定に伴い、矢野が演じることも発表された訳である。

当時の矢野を知っている状態になるには、スタダ時代を知っている(大体エビ中の在籍期間を知っている)か、バトリレを知っているくらいが表立ったものくらいであり、かなりの抜擢と言って良いものだった。

虹ヶ咲のアニメが特に一期の出来が良かったこともあり(2期はスクスタ含めて運営がめちゃくちゃにしたのをなんとかした尻拭い感が強いので)、高咲侑は上手く作品に入ることが成功。矢野自身も若手人気声優が比較的並ぶ非純血ラブライブの中で浮くようなことはなく、しっかりと演技をやりきれた感じがある。あの中で出来たっていうのは普通に大きいんだよな。

 

翌年の2021年は、『ウマ娘プリティーダービー Season2』にて、キタサンブラック役に抜擢。アニメでは幼少期を、この後から配信されたゲームでは成長したのを演じている。

虹ヶ咲とウマ娘という大きなタイトルでの抜擢で、それぞれ一定以上の成果というのはしっかりと残せた感じがする。まぁキタサンブラックとかいうG1で勝ちまくった馬を演じるのは荷が重いとは思ったが…(大半のウマ娘声優がそんな事言うと荷が重いだろうがい!)

この年は『ワンダーエッグ・プライオリティ』沢木桃恵、『SELECTION PROJECT』美山鈴音とアニメでメインを演じた。まぁどっちもソニーが関わっている系統ではあるんだけども。

 

2022年は、アニメは『ぼっち・ざ・ろっく!』のモブだけだったものの、ゲームでは『ドルフィンウェーブ』にて主人公である咲宮入華を演じている。

 

今年である2023年は『絆のアリル』でハル役を演じている。

また、『ウマ娘プリティーダービー Season3』がスタート。キタサンブラックは主人公の一人として出演するので、主演での出演という形になる。

 

来年である2024年には、『この世界は不完全すぎる』ニコラ、『逃げ上手の若君』雫とメイン級の役が既に決まっているという状況。

 

SMAの若手有望株の中でも、知名度という所ではかなり最前線にいると思われる矢野。

声優としての出演数としてはまだまだ実は多くないわけだが、実力という所は見せている所がある声優であり、今後の活躍という所を期待できる声優の一人である。

 

 

評価

ということで、ここからは評価パートとなる。

 

矢野に関しては、正直まだ出演作が凄く多いとは言えないとは思っているので、現状の雰囲気みたいな所での評価の部分があるのがご了承願いたい(書けるかどうかの判断が毎度慎重すぎるとも言う)

 

経歴という所を考えると、最初からいい感じになりそうな感じもするのだが、声優として表に出てくるのにかなりの時間がかかっていること、その帰還の情報がほぼSHIROBACOくらいしかないことを考えると、しっかり時間をかけて現在の形に至っているタイプとなる感じがあり、まぁ経歴でタイプを決めつけるべきではないぞと言われているような気がする。叩き上げタイプ。

 

演技という所では、前述した通り虹ヶ咲において、特に浮くことも悪目立ちするようなこともなかったというのは、とにかく印象が良かった。

純正ラブライブで浮かないのとはやはり意味合いが違ってくる。当時いた楠木とかを始め、ある程度アニメでの出演という所がある若手声優とかの所に放り込まれて、特に問題を感じないというのは、少なくとも現代声優業界においてある程度は戦えるということになる。

まぁポジション的に歌って踊るポジでなかったことから、経歴を考えると宝の持ち腐れ感もあるのだが、経歴を活かした強みというのではなく、きちんと声優として勝負できることを示せたという言い方もできる。見せ場というのは結構演技としてあったと思うわけだが、感情表現とかに関しても大きな問題を感じさせることなく演じきれたのは大きい。

ウマ二期では幼いキャラの演技という所も一定示せたし、ワンエグでは落ち着いた演技も披露。突出した部分があるかどうかはもう少し見ていく(というかウマ三期は大きな判断材料うだろう)必要があると思うが、十分な能力を持っていると言っていいかなと。

…まぁやっぱり常々最初の印象が一定以上っていうのは印象の良さにつながるなとも思うけど(虹が筆者にとってそれだけ印象がよかった)

 

演技幅という所に関しては、現状多くのことを言えるほどでもないのかなと。

基本的には明るい子の方向性をやっていることが多いので、この辺りの声をよく聞く。

ワンエグではこういうキャラクターより落ち着いた演技を見せてきたが、逆にこれくらいしか明確に違う系統のキャラってあんまりないのが現状であり、この時点で判断するのは当人に対して失礼な気もする。

明るい系でも、それなりに違いを出せている部分もあるので、全部やったら同じタイプということはまぁなさそうには見える。見えるけど現状で諸々を判断するのは難しい。引き出しが開けられていなさすぎる状態での推定は無理なんだよ(

 

歌唱力に関してだが、まぁこれは普通に一定以上は存在すると思う。

まぁ元々歌う方をやっていた人ではあるのでそりゃそうっちゃそりゃそうなのだが(まぁ別にアイドルやってたら歌が上手いわけではないのでそうでもないかもだが)ちゃんと音程とか取れているし、パフォーマンス的に問題は特に感じられないかと。

結構ちゃんと発音するタイプの歌唱になっている感じはするけど、これもサンプルが多くない中での判断なので、評価の判断が難しい所ではある。

SMAということで歌う機会自体は少ない訳では無い。今後メジャーデビューするタイミングがあるかもしれない。

キャラソンに関してもそもそもキャラソンがそんな多くない上に劇的に声が違うキャラも多くないので判断が難しい。現状は合わせるところは合わせられてる感じはするけど、もう少しベースと違うキャラのキャラソンとかが増えてきて評価したい部分ではある。

 

トーク力などに関しては安定したものがあると思う。声優として出てきたタイミングから喋れる喋れる。まぁそりゃ経歴的にもそうなんだろうけど。

生放送とか含めての順応性が高く、一人でも複数人でも立ち回ることが可能。

単純にコミュニケーション能力というところが恐らく高い系統の人間であり、他の出演者との関係という所もすぐに詰められるから展開していきやすいみたいな所もありそう。

ここも普通に強みといえるところであり、喋れるに越したことはないからね。色々できること増えるし。

 

矢野は、幼少期から芸能界の荒波に飛び込み、アイドルを始め、多くの経験をしてきた。その上で、声優という所にたどり着いた感じがある。

多くの経験の中でも、演技に関しては割と叩き上げの方向性があるようであり、しっかりと準備、下積みをしたことによって、大きな抜擢となったラブライブウマ娘でも一定以上の演技を見せることに成功。追加キャラとしての重責がありながら、注目を浴びる作品で評価されて知名度をいい方向に上げられたのは良かっただろう。

ライブパフォーマンスやトーク力に関しては、歴戦の経験値という所が出ているように感じるし、声優稼働としてはまだまだこれからの部分があるのだが、一定の安定感を既に持っている声優とも言える。

今期のウマ娘3期で、キタサンブラックとしてどれだけの演技というのを全編通してくるかというのは注目。序盤に関しては結構良さそうに見えるが。

矢野の場合は、あとは脱コンテンツ声優、脱ソニー依存声優から抜け出すことができるかどうかという所が今後の大きな争点。

声優としての稼働が多い訳では無いし、知名度を上げたのはラブライブウマ娘というコンテンツである。アニメでの稼働自体もソニー系作品が比較的多いし、こういう所を乗り越えて、色々なところで安定して見れる声優となれるかどうかが注目。来年のアニメが決まっていたりと、抜け出せそうな雰囲気はある。能力としては抜け出しても良いレベルではあると思うので、コンテンツ声優の所からまずは完全に抜け出して、各所での活躍を期待したい所だろうか。

 

以上。