声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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#おにじ声優名鑑シリーズ Vol.23 古賀葵

おにじと申します。

 

名鑑シリーズです。

 

過去回↓

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古賀葵

代々木アニメーション学院福岡校

→81ACTOR'S STUDIO

81プロデュース

生年月日 : 1993年8月24日

デビュー : 2014年

出身:佐賀県

 

査定

演技力:B

演技幅:B

歌唱力:C

キャラソン力:C

トーク力:C

実績:B

過激派的将来性:D

序文

現在となっては、もう人気声優としてのポジションをかなり確立した感じがある古賀葵

メインとしての出演もよく見る声優であり、それだけの実力というものもしっかりと示しているように感じる。

ラジオ系の番組でも長く行っていた番組も多かったりと、81プロデュースの女性声優の中でもエースの一人といえるような存在と言っても過言ではない。

ただ、ここに至るまでの過程を考えると決して順風満帆ということはなかったように思える。

出演数が当初から少なかった訳ではなかったし、メイン役も存在したという言い方をすれば、そこまででもないのかもしれないが、出演している割に、知名度や人気という所が付いてきていなかった時期もあったように感じる。

そういう中で遅れてきた代表作がやってきたことで、明確に人気声優としてのスターダムを登り始めるのだから、やはり世間においての代表作というのが大きいことを感じさせられる。

実力という所をしっかりと見せ続けたことで現在の地位を掴めた苦労人という言い方をしても語弊は多分ない。いや、もっと苦労している人はいると思うが。

まぁこれで当人自体はボケ体質だったりするのだが…演技に関してはしっかりしているのは間違いない。

遅れてきた代表作のその先に、人気声優の椅子がちゃんと存在してくれた。

 

経歴

声優という職業への興味は、元々は『おかあさんといっしょ』の人形劇を幼少期に見ていた所から始まり、『カードキャプターさくら』や『おジャ魔女どれみ』などのアニメを経て、アフレコ現場を紹介するコーナーで声優という職業を知り、中学生の頃くらいからは声優の道を志していた模様。

高校を卒業し、上京することも検討したが断念。出身の佐賀から代々木アニメーション学院福岡校に電車で通学する形で声優タレント科に通った。

卒業後上京し、81グループの81ACTORʼS STUDIOに入所。

81ACTORʼS STUDIO所属時代の2014年、『封印勇者!マイン島と空の迷宮』で声優としてデビューする。

 

2015年に81プロデュースに所属。この年TVアニメにも初出演を果たす。

2016年は、天才てれびくんのアニメ枠作品『少年アシベ GO! GO! ゴマちゃん』、10分アニメである『魔法少女?なりあ☆がーるず』でメイン役を務めた。

特に『魔法少女?なりあ☆がーるず』は石ダテコー太郎が監督を務める作品であり、生放送でメイキングをして、それを2日で編集して地上波に放送するとかいう、相変わらず無茶な作品となっている。ここでメインのはなび役として出演した古賀。ここで初めて知ったという人も少なくはないと思う。

キャラクター性としては進行、ツッコミ役というポジションだったのだが、古賀自身が普通に天然ボケ体質であることが分かってくることで、なんかもうポンコツキャラになっていた。なおこの時のメインは深川芹亜アクセルワン)、古賀葵桑原由気マウスプロモーション)だった訳だが、全員ある程度の成功を現在に収めている。

…というか、生放送のキャプチャーでの放送とかは普通に現在のVにつながる所があり、石ダテコー太郎って先見の明があったのかもしれない。

 

彼女が本格的に認知されたのは2017年であろう。『天使の3P!』の金城そらでメイン役を獲得。

ロウきゅーぶ!』の蒼山サグが原作であったこともあり、一定の注目を集めた作品と言え、ここで古賀葵の名前を知った人間もそれなりには多かったのではないだろうか。

筆者としては、この『天使の3P!』においての彼女の”泣きの演技”において大いなる可能性を感じた。

声優の演技において、技量、能力が出やすい所の一つとして代表的なのが”泣きの演技”である。

ここにおいて古賀葵という声優は素晴らしい演技を見せた。

そもそも、この『天使の3P!』における彼女の役柄はそこまで技量を押し出せるような物ではなかったと筆者は考えているのだが、その中においてあの演技を行った事を最大限に評価した所であった。

この作品は大野柚布子マウスプロモーション)、遠藤ゆりか(最終所属スワロウ)、古賀葵という並びであり、当時の有望声優が並んでいた訳だが、最も演技で期待感を感じさせた声優は彼女であったと思う。(大野にも遠藤にも期待はしてたから、二人を下げるわけじゃない)

また同年にSILVER LINK.10周年記念作品、『つうかあ』の主人公宮田ゆりを獲得。

これはもう片方の主人公が田中あいみで81コンビでのアニメであり、サイドカーを題材にするとかいう中々に挑戦的な内容ではあった。

演技としてのパワーは確実に存在したのだが、『天使の3P!』はそらそうだが『ロウきゅーぶ!』程のムーブメントにはならなかったし、『つうかあ』は文字通りコケたという感じだった。

 

2018年はメイン役と呼べるような作品は存在しなかった。

とはいえめちゃくちゃモブとか含めて出演しており、その中には天吹万梨阿役を演じた『ゾンビランドサガ』とかもあったりする。結構印象に残っている人もいそうなキャラも演じていた。というか『ゾンビランドサガ』やってた時はまだ古賀の実績ってこんなもんだったのか…って今は思う(普通に当時から知っていたので)

 

そんな中で、2019年週刊ヤングジャンプ連載の人気作『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の四宮かぐや役を獲得した。

ハズレ続きでもあったジャンプ系アニメとは言え、原作が非常に人気なアニメ化作品のヒロイン役を射止めることに成功した。

原作が人気作品なのに対して、声優の並びは比較的若手を並べるキャスティングとなったこと、ティザームービーの声が後の放送の演技と比べると結構チープであったことも含め、放送前には色々な声が上がっていたのだが、PVが進むにつれ、そして放送に至るタイミングでは、演技のクオリティが非常に高くなっており、キャラクターとしてのマッチングが向上。

四宮かぐやという色々な演技を求められるようなキャラ、キャラ崩壊とか演技の振れ幅というのが大きかったと思うのだが、こういう所の演技というのもしっかりと行えたことで、かぐやの良さというのを引き出せた所はあると思う。

この年は『慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜』エルル役でもメイン級を務めた。

翌年授賞式が行われる『第14回 声優アワード』でこれらの演技が評価され主演女優賞を獲得した。

…まぁ値したとは思うのだが、ほぼほぼかぐや様一本で取れてしまった感はあり、やっぱりアワードにおける81贔屓は存在するとは思う。まぁ古賀主演より酷い81贔屓なんかいくらでもあるので、古賀はまだかぐや様の演技が本当によかったのでマシというか、問題ない気はするけど。

 

2020年は、新たなメイン役というのは存在しなかったのだが、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』が放送。

ここで彼女は更に演技のレベルを引き上げてきた。(というか、ほぼほぼの声優が二期で演技のレベルをあげてきたのだが)

2期になるとかぐやというキャラクター自体の暴走度合いも一気にアップし、幼児化など様々なものに拍車がかかった訳だが、その演技を非常に高い次元で演じた。

主演女優賞としての実力を改めて示すことが出来た作品という言い方も出来るだろう。

ゲームでは『原神』パイモンがこの年であり、ゲーム側でも良い役どころを獲得したといえる。。

 

2021年は主演数が再び上昇。

プリンセス・プリンシパル Crown Handler』では、引退した今村彩夏からアンジェを引き継いだ。

『究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら』結城楓、『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω』ロゼ、『ぼくたちのリメイク』志野亜貴、『古見さんは、コミュ症です。』の古見硝子、『先輩がうざい後輩の話』月城モナ、『ビルディバイド』棟梨ひより、『180秒で君の耳を幸せにできるか?』カナコと非常に多くの作品でメインでの出演が上昇した。

古見さんは、コミュ症です。』の古見硝子は、喋りほぼないに等しい役でありながら、感情など色々な表現を上手く行っていた印象がある。

 

2022年はメイン役はなし。こう見ると古賀って隔年で活躍の幅ひろげてんのか?みたいな所ある。(なお『かぐや様は告らせたい -ウルトラロマンティック-(第三期)』が放送されたりしてるので、あんまりいない感じはしないんだけども)

ゲームでは、Keyがテンセントに売れた理由『ヘブンバーンズレッド』で國見タマを演じている。

 

今年は『ひろがるスカイ!プリキュア』にて妖精であるエルちゃん / プリンセス・エルを獲得。プリキュア声優の仲間入りを果たす。

おそらく、キュアマジェスティに変身するものと思われ、古賀がついにプリキュアになる時が来る。

Fate/strange Fake -Whispers of Dawn-』にて繰丘椿を演じ、Fateメイン声優に。(FGOとか今までもFate出たことはあるけど)

その他『カノジョも彼女』星崎理沙、『経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。』黒瀬海愛、『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』秋里コノハ、『でこぼこ魔女の親子事情』アリッサなど、多くのメイン役での出演となっている。

 

メイン・主演での出演という所で安定した能力を発揮している声優であり、今後の活躍という所にも期待したい所である。

 

 

評価

はい、評価パートです(

 

古賀の評価という所では、やはり演技での能力の高さという所が大きいと思う。

演技の幅の広さと、インパクトを残すべき感情表現の部分とかでも演技の柔軟性が非常に高い印象がある。

前述した『天使の3P!』の演技は、実質的な初メイン役を獲得した声優としては飛び抜けたレベルの泣きの演技であったと思う。こういう所の演技が出来るという所で、間違いなく能力としての素養はあったように感じる。

『かぐや様』においての演技も、通常、氷、暴走、幼女等多くの引き出しを要求される

ような役柄であった訳だが、そういう所の演技において、臨機応変に対応し、かぐやがアホになる所とかでしっかりアホになったり、決めるべき所ではしっかりと決めてくれたりと、キャラの魅力を引き出せる演技というのが出来ているのが素晴らしい所ではないだろうか。

演技においての引き出しが多いことで、色々なキャラクターに対応できるし、同系統の声を使用したとしてもキャラの演じ分けという所がより分かりやすくなるし、良い所である。

 

また、そもそもの声幅という所もあるように感じる。高低どちらの演技に関しても、安定した演技というのが出来ている印象。これに加えて年齢という所に関しても、所謂幼女系統とかも演じることが出来るので、あらゆる所に置いても大丈夫な感じがある。

声幅と引き出しの多さというのは、なんだかんだメイン以外の役でも出演数が多いというところにも繋がってくるのかもしれない。

演技力と演技幅によって、かなり演じれる範囲は広いし、上手なので色々と使える場面はそりゃ増えるだろって話ではあるのだが。まぁやっぱり取り扱い説明書はかぐや様というところにはなると思うが、二期の時により演技のクオリティが上がったのも印象的だった(さっきも書いたけど、ほぼほぼのキャストが上げてきてはいたんだけども)

 

歌唱に関しては、まぁ現代声優としては一般的な所ではあると思う。

そもそもそんなにソロ楽曲とかがあるわけでもないので、そこまで判断がどうというわけではないが、割とかぐや様関係で歌っていたり、なんならイベントで鈴木雅之と歌っていたりもするので、場数という意味では思ったよりはあるとは思う。

 

トーク面に関してだが、基本はボケという所がある。天然ボケである。

なので意図せずに勝手に面白くなる時もあるし、よく分かんなくなる時もある。

とはいえツッコミもするはする。まぁ見てて面白い人ではある。

普通に喋れる方ではあるんだけど、たまにとっちらかるって感じが適切?表現が難しい所。

 

古賀葵は当初から良い演技を見せていたものの、作品という所に恵まれない時期というのもあった。しかし、その中で大きな代表作を得て、名声を得ることに成功。

その後は安定した出演を続けており、81のエース級の一人として様々な作品に出演している。

割と天然な部分があるのだが、演技においてはすごいスッと入る感じがあり、憑依型の部類に属されるのかもしれない。

如何に『かぐや様』が大きかったのかという所にはやはり目が行く訳だが、その後の安定感という所にも目を向けておきたい。

代表作としてここにプリキュアが加わったことである程度補強された感じはあるが、プリキュアも人数増えまくっているので、また他の代表作がもう一個くらい並んできてくれると個人的には嬉しかったりはする。

 

以上。