おにじと申します。
過去回↓
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オーディション・養成所・事務所遍歴
2016声優アーティスト育成プログラム・セレクション グランプリ
生年月日 : 1996年4月25日
デビュー : 2017年
出身:福岡県
査定
演技力:C
演技幅:C
歌唱力:D
キャラソン力:D
トーク力:C
実績:C
過激派的将来性:C
序文
近年、声優という業界においても存在感を見せているアミューズ。
その中でもよく見るなと思えるような声優が前田佳織里であるような感じがある。
アミューズの狂犬という二つ名が存在する声優である前田だが、まぁ狂犬要素が確かにあるんだけど、めちゃくちゃ狂犬って訳でもないとは思う(いや、変な人だとは思いますけど)
前田はそういう変人エピソードや、酒豪である所とか、とにかくエピソードの方がどうしても目に付きやすい所がある訳だが、声優としての活動も近年は特に伸びてきている印象がある。
人気コンテンツなどへの出演を含め、効果的な出演も多い印象で、知名度という所も若手でありながら結構な高さを誇っている印象。
まぁ、そういうこともあり、代表作はどうしてもコンテンツ系統に偏る感じはするのだが、近年はアニメでのメイン出演というのも増えてきつつあるし、どんどん名前を見ることが増えるであろう声優。
現代声優としてのやり方、スタンスという所において、前田は非常にバランスが良い声優であるように思える訳だが…(ということは名鑑は書くのが難しいということになる)
経歴
高校生の頃は、バンド活動をしており、地元北九州で開催された高校生バンド大会では準優勝という成績を納めるなどしていたらしい。
そういう所もあり、創作活動を通して、何かを表現するような仕事という所を目指すようになった。
そんな中少女漫画『声優かっ!』を読み、成長していくヒロインの姿などに心を惹かれ、声優を目指し始める。
2016年、アミューズ、賢プロダクション、ソニー・ミュージックエンタテインメントの合同で行われた『2016声優アーティスト育成プログラム・セレクション』に参加し、最終審査で見事グランプリに輝く。
演技の経験というのはない中で、博多弁での自己PRや、『fancy baby doll』(田村ゆかり)をカラスの真似をして歌うなど(この時からコイツ様子がおかしいだろ、いや前田のカラス真似は鉄板らしいけど)してグランプリを見事に受賞した。
これによりアミューズに所属し、2017年『100%パスカル先生』で声優デビューを飾った。
この2017年は『アイカツスターズ!』双葉アリア役に抜擢。アイカツシリーズのメインキャラとして、1年目から活躍。まぁこの辺りはグランプリを獲得したという所もあったとは思うのだが、前田が世間に認知されるスピードの早さというのはこういう所にも繋がっていると感じる。
また、『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の桜坂しずく役にこの年に抜擢されている。
2018年は『Back Street Girls -ゴクドルズ-』立花マリでメイン役を獲得。
『ウマ娘 プリティーダービー』ナイスネイチャ役で出演。ちなみに、声優として初めてオーディションに受かったのがこのウマ娘のナイスネイチャ役であった。
ということで、初歌が『うまぴょい伝説』という中々のハードモードだった気はする。
2019年は『神田川JET GIRLS』緑川ゆずでメイン役を獲得。
この年『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』が開始。
『ぼくたちは勉強ができない』猪森や、『フルーツバスケット』チエなど、有名作系統にメインじゃなくとも出てたりは普通にする。
2020年は野球アニメ『球詠』にて主役の武田詠深に抜擢。割と教えてもらったらリアルに投げるのが様になっていたのを良く覚えている(その後違うので始球式とか行った時もなんか様になってたし)
桜坂しずく役を務める『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』のアニメはこの年に放送。
現在も続くラジオ『富田美憂・前田佳織里の“調査のご依頼、お待ちしてます!”
2021年は『NIGHT HEAD 2041』双海翔子役でメインを獲得。
コンテンツでは『アサルトリリィ』今叶星役を演じている。
映画では『フラ・フラダンス』オハナ・カアイフエでメインを演じた。
この年ラジオでは『青山吉能と前田佳織里 金曜日のしじみ』がスタートしている。
2022年は『怪人開発部の黒井津さん』黒井津燈香役で主役を獲得。
おはスタアニメ『おにぱん!』で桃園桃を演じた。
この年ソロラジオである『前田佳織里の進め!前田号』がスタートした。
今年である2023年は『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』サビーネ、『異世界召喚は二度目です』エルカ・ヴェルソー、『異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する〜レベルアップは人生を変えた〜』レクシア・フォン・アルセリアと、謎の異世界モノラッシュの年となった。
ゲームでは、名作のリメイク『ONE.』の七瀬留美を演じる。
あと、今年から『アニゲーイレブン』MCに就任した。似合いそう(小並感)
来年の作品に関しても、多く決定しており、『ぽんのみち』十返舎なしこ、『2.5次元の誘惑』天乃リリサ、『魔法少女にあこがれて』花菱はるか / マジアマゼンタなどがすでに決定。
これから更に主演が増えていきそうな若手声優の一人であり、今後の活躍という所にも期待できる声優の一人であろう。
評価
ということで、ここからは評価パートとなる。
まあ~筆者的に非常に前田という声優を評価で書くのはめちゃくちゃ難しいと思っている。
前田という声優を考える上での能力という所が、非常に現代声優としては平均的な所がある。ので、評価する上で非常に文章に困るんだよなと(
演技に関しては、基本的にしっかり出来ている印象があるのだが、じゃあどこが物凄く秀でていて特徴があるとか、そういう感じの声優ではないと思うのである。
こういう言い方をすると、なんか下手くそみたいな感じに思っているみたいに思われそうなのだが、そういうことではない。
前田のキャリアという所を考えていくと、そもそもグランプリを受賞したタイミングで演技の経験がなかったわけであり、そういう所から現在において、このような演技をしているというのは伸び率としては素晴らしい所がある。
前田の演技というのは、本当にそつなく全体的にこなすことが出来るという感じ。
現代声優において、これは必要!みたいな所をちゃんと押さえていると思う。
教科書とも言えるというか。感情表現とかの所でも、ちゃんと表現が出来る感じがするし、ラフに自然に演技する所、しっかりと演技する所のような所での使い分けという所もしっかりと出来ている感じがある。
演技の引き出しに関しては、ある程度しっかりと構築されている印象で、これはメインの役柄が増えてきた近年においては、よりそれが発揮されている印象を受ける。
そこまで声の幅が物凄くあるわけではないのだが、その中でちゃんと種類を作れているのかなという印象。この辺りはより出演数が増えてくると色々な引き出しが増えたり、そもそも声幅もっとあるやないかとなる可能性もある所。
非常に演技に関しては堅実というか、問題ないという所を地で行く感じがあるのだが、これに加えてなんかスイートスポットのような感じで、ここの演技いいなとか、このキャラハマってるなとか、そういうのを作れている印象。
まぁ一番最初に決まったナイスネイチャはハマってると思うしね。
あと、特徴ある喋り方(方言)とか、突飛な声(驚くとかの感情とか、それこそカラスとか)とかそういうのにも結構上手さを持っている感じがあり、こう査定するとか、能力として評価すると平均的なのだが、なんか特殊能力を持っている感じの雰囲気がある。
歌唱に関してだが、まぁ上手くはない。ただ音程を取るという所に関しては長けている印象がある。
だからこう、ソロとかもやり始めたことだし、普通に将来的な伸びしろというのはありそうなのかなと思える。
とりあえず査定Dにしているけど、普通にキャラソンとか含めて普通に出来てはいる。
声伸びる所もあるし。これはこれで前田の歌として形にはなっている所はあるように思えるし、なんなんだろうなあ、前田って本当に不思議で、能力の所と印象が乖離するというか。
桜坂しずくのキャラ的に、この査定だとなんかダメだろって感じするんだけど、桜坂しずくの歌はそんな感じじゃないんだよなあ…こう、前田って査定するのが難しすぎるし、名鑑書くの難しすぎるんだよな。まじで査定で表れない物がある。特殊能力を条件付きで出してくる感じなんだよな。
トーク力に関しては、普通に各所で色々な所でラジオをやっていたりもするし、喋りに関しては面白い印象。
まぁ狂犬と書かれるほど狂犬ではない気はするんだけど。
面白い感じに出来るタイプの声優というか、反応とかで笑いを作れるというか。
これでいてちゃんと仕切りとかやらせてもちゃんと出来る印象があるし、普通にトークに関しては各所の経験が豊富なこともあり、安定感がある印象。
まぁさんま御殿にも出た女ですから。いや、最近さんま御殿に出た声優ってそんな勝ちがあるのかと言われると微妙な所ではあるんだけども。
でもやっぱり狂犬と言われる程狂犬ではない気がする。割と常識人側のサイドにいると思っているんだけど、実際の所どうなんでしょうね(
前田佳織里という声優を表現するに当たって、こういう査定をするとかが根本的に向いていない気がする声優である。
素の能力としては、なんか低く出るんだけど、特殊能力を結構持っていて、それでポイントポイントでしっかりと輝ける感じがあり、そういう所では強み、強さというのをしっかりと発揮してくる声優であると思う。
本当に、能力としては教科書通りの現代声優の能力というか。当ブログにおいては基本的に査定で言えばDの真ん中くらいが現代声優平均という感じで考えているんだけど、前田は本当にそこを地で行く所があると思っている。ただ、そこにしっかりと魅力という所が乗っかって、前田は平均的な声優ではないんだよなあみたいな所に落ち着く。
名鑑を書くのが難しいのは、それが何なのかっていうのを表現するのが難しいからなんだろうなって書いた結果思った。
知名度が先行していた印象があり、意外とアニメの出演が多くなかった印象もあった前田だが、ココに来てメインの出演も一気に増えてきた。
やっぱり虹ヶ咲とウマ娘が強い印象があるので、当たりのアニメをぼちぼち引いておきたい感じはある。そうするとまた前田の知名度とか、能力とか上がったり、発揮されたりするような感じはする。
割とまだまだこれからの部類に意外にいるので、今後の活躍と成長に期待したい。
以上。