声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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#おにじ声優名鑑シリーズ Vol.50 松岡美里

おにじと申します。

 

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岡美里

 

オーディション・養成所・事務所遍歴

日本ナレーション演技研究所

アイムエンタープライズ

 

生年月日 : 2003年3月23日

デビュー : 2020年

出身:兵庫県

 

査定

演技力:C

演技幅:C

歌唱力:B

キャラソン力:B

トーク力:C

実績:D

過激派的将来性:D



序文

声優という職業において、こと本当に求められるべき能力というのは、やはり演技であると思う。

そういう中で、どうしてもそれ以外の部分の強みが存在すると、その稀有な感じが取り立たされることというのも多いように感じたりもする。

大きな役への抜擢とか、そこで示したものとかも、もちろん一定の評価はされるし、それは当然なのだが、どうしてもそれ以外の要素というのは、物珍しく見えてしまうというか、そもそも演技の良し悪しよりも分かりやすいものが多いというか。

時と場合、タイミングというのもあるし、中々声優というのは、一定のものとしてみるのは難しいものがあると思う。誰もが平等ではないわけで。

 

今回紹介する松岡美里は、大きな抜擢と、間違いない才能を持ち合わせている若手声優の一人である。

ただ、その能力の割にはどうも世間への存在感とか、世の中におけるタイミングとか、世の中における評価とかにおいて、若干の不憫さを感じ続けてきた声優であるようにも思えてしまう。

間違いなく鮮烈なデビューであったし、間違いなく能力が高いことも示しているし、作品はあるし、コンテンツもある。

…そう書けば順風満帆のような感じにも見えるんだけど。でもどこかでこう、声優としての評価とかそういう所において、追いついてきていないようにも思えた声優でもあり。

もっと評価されるべき存在だなあと思い続けていたのだが、ここに来てまた大きな抜擢の時を迎えることとなった。

今回は、祝プリキュアセンターって意味も込めての名鑑ってことで。

歴史ある作品のセンターに抜擢された松岡美里を、今ココでご紹介しておこう。

 

 

経歴

松岡は兵庫県の出身。

最近の声優の割に、幼少期及び、声優を志した時の話とかが出てこない(生放送とかで喋ってたりはすると思うんだが)

とりあえず、日本ナレーション演技研究所の出身である。

この日ナレ在籍時に、数多くの黒歴史を生み出してきたという、養成所エピソードが豊富な声優でもある(あんまりそんなのいない気がするが)

特に顔合わせの際の「私はお芝居が彼氏みたいなものなので、私からお芝居を取らないでください!」は、あまりにもインパクトが強く、そこまでの松岡が至る覚悟みたいなものも垣間見えるとも言えるか。

そんな感じでもしっかりと日ナレを卒業、2017年からアイムエンタープライズに入所することになる。

 

最初はどちらかというと吹き替えの仕事というのをやっていた感じがあり、日ナレ在籍中と思われる2016年頃から活動が始まっている。2018年とかにもあったりするし、これがアニメも吹き替えも両方出来る声優になるという目標を立てていたときがある理由だとも思う。

 

そんな中、2020年に転機が訪れる。

全くアニメでの出演がなかった松岡だが、NHKで放送され、 湯浅政明監督であることも含めて話題となった『映像研には手を出すな!』水崎ツバメ役として、初アニメ出演・初メイン出演を果たす。

作品としても話題作であったことも含めて、鮮烈なデビューと言っても差し支えないものだったように感じる。

ここから、アニメの出演が増えてくるようになり、同年もモブなどの出演が相次いでいる。

 

2021年は、コロナがぶち当たっていたからなのか、メイン役こそなかったものの、非常に多くの作品でモブやサブキャラを努めており、しっかりと経験を積むこと自体には成功していたように感じる。

割と作品の名前も大きく、『SSSS.DYNAZENON』とか、『Dr.STONE』とかが並んでいたりするんで。

 

2022年は『可愛いだけじゃない式守さん』猫崎享役でメインを確保することに成功。

また多くの作品のモブで出演を重ねたのはこれまでと変わらない感じ。

ただこの年はアニメ以外の稼働が増えてくる。

まず『ウマ娘プリティーダービー』にてタニノギムレット役が決定。うまゆるが始まる頃の追加となっており、Webアニメ『うまゆる』では比較的メインキャラとして登場した。

また、近衛玲音役を務める『うたごえはミルフィーユ』はこの年からのスタート。当時はここまで長く続きアニメまでするようなコンテンツになるとは思わなかったものだが…w

吹き替えの方でも『ミズ・マーベル』で主役のカマラ・カーン / ミズ・マーベルの吹き替えを担当。

結構内容が濃い一年だったような感じがする。

 

2023年は、アニメのメインの出演が増加。

『天国大魔境』アンズ、『六道の悪女たち』つばき、『柚木さんちの四兄弟。』霧島宇多、『暴食のベルセルク』マインとしっかりとメインを掴んできた。

ゲームでは、ソシャゲの『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』尾刃カンナがこの年。

吹き替えでは映画『マーベルズ』でカマラ・カーン / ミズ・マーベルを演じている。

また、関根瞳とロックボーカルユニット『EverdreaM』をこの年に結成。ラジオを『ヨルナイト』の箱番組としてスタートさせている。

 

2024年は、『さようなら竜生、こんにちは人生』レティシャでアニメメインを獲得。

また『わんだふるぷりきゅあ!』で、キラリンウサギを演じており、メイン妖精とまでは行かないが妖精枠を獲得していた。

あと『全国ハモネプ大リーグ 2024 全国大会』にて、うたごえはミルフィーユが出演し、TV出演を果たしていたりする。

 

そして今年、『キミとアイドルプリキュア♪』にて、主人公である咲良うた / キュアアイドル役に抜擢されることが決定。

また、長く活動を続けていた『うたごえはミルフィーユ』がアニメ化することも決定。

 

これでまだ23歳であり、若くから非常に経験を積むことが出来ており、ついにはプリキュアのセンターを任せられることになった、今注目するべきアイム声優の一人である。

 

 

評価

ということで、ここからは評価パートとなります。

 

松岡の演技面での強みというのは、なんかあんまり言われない所がある。

それは後述することになる歌のスキル部分がありすぎるだからだとは思うのだが、演技面に関しても素晴らしい物があると思う。

 

演技においての方向性みたいな物の引き出しがしっかりとあって、コレが今の年齢としてはかなり揃っていると感じる。

これは演技の幅という所も含めての総合的な所にはなってくるのだが、松岡の場合、そもそも吹き替えとアニメ・ゲームと幅広い媒体での演技をしていることもあるのか、この素養が非常にあるタイプに見える。

 

声優の演技というのは、ある意味で絵の情報では足りない部分を補完するように一定オーバーに演じる必要がある場合もあれば、俳優・女優に近い形で自然な演技を求められることもある。

そういう所の演技としての濃度の違いとか、系統の違いみたいなモノをかなり細かく調整しての演技が出来るタイプのように感じる。

それこそ最初の『映像研には手を出すな!』とかは、ストレートを質とかはこだわらずに全力で投げてるみたいな雰囲気だったんだけど、そこからの役柄では結構役柄に合わせての調節が上手だなと。

 

恐らく世の中における松岡の一番分かる役って、映像研の次がウマ娘になろうかと思うのだが、タニノギムレットにおける演技って、傾向としてはねちっこい系統になってくると思うんだけど、そういうのの調整が上手い。

これはその他の役でも言える所で、やり方の種類が多いんだよな。

なので、役によっての雰囲気の違いみたいなのを作れるので、キャラと地声のギャップとかも感じやすい気がするし、ここが出来ると声の系統は同じでもキャラの違いみたいなのを出しやすくなるので、そういう所を評価しておきたい。

 

まぁこれは演技幅の話にもなってくるのだが、この人かなりなんでも出来るタイプであり、モブとかも含めると、男女、年齢、人間動物、あらゆるものを問わずに演じている声優である。

それでいてちゃんと全部適した演技をしてくるのが非常に強い。

少年系統、男勝り系統とかもかなり良い感じに演じてきており、かっこよさを出すことも出来るのだが、一方で少女系統とかで可愛く演じることも出来たり、無口系統とかも網羅してきている感じで、そのそれぞれで演じ方の傾向を変えることが出来ているのは良い感じ。

まぁそれでも査定をCCにしてるのは、場数的な所が大きいので許してくれ。

普通にこの実績では両方ともCの良い方なのよ。許してくれ。

あとは本当にこれがちゃんと世間にバレることが求められている。

なんか松岡の演技って本当に言われてるイメージ少ないというか、良くも悪くも便利屋みたいに思われてるのか、世間は声が一致しないと声優を認識できないのか知らないが、もっと言われて良い演技技量だと思うんだけどね。まだ23だぜ?(

 

はい、歌唱面。

ここが松岡美里が一番良いと言われている部分。これは明らかに上手いって奴。

なんというか、こう声優においての上手いの域を多分超えてこれる声優。

いかんせんまだ、それを発揮できる部分が多くはないし、一応上もいるとは思うけど、それでも相当な上位。今世間を騒がせている歌系コンテンツとかで歌っている、若手中堅には勝てるんじゃないの?って声優。

それこそ、夏吉ゆうことかと同じで、もうちょっと知名度が付いたらバカ跳ねるだろって言えるくらいの歌唱力。

エッジがちょっと効いている感じの歌い方でありながら、しっかりと透明感とかもあるし、ビブラートとかも非常にキレイでとにかく声が伸びる伸びる。

この伸びようがね、ホンモノの奴なんですよね。歌やれやって思う奴。

こう「声優の割には上手だね」とか「経験があったわけじゃないのにこの歌声は凄い」とかの領域にいないんだよね。

歌に表現力がある。伸び、タメ、息の使い方がガチのそれなんですよ。

低音効いてるし、本当に上手い。いや~歌唱評価Aでも良いくらいですよ。本当にAにしてもいいかもって思えるからね。ギリBにさせてくれ今は。

とりあえず夏吉とのCrosSingとか、EverdreaMのソロ楽曲とか聴いてきてください。

これがホンモノって奴ですから。夏吉松岡、筆者の中で結構枠組みが一緒だなあ(もっと評価されろ的な意味で)

これでいて、演技素養部分も器用なので、キャラソンとかでの合わせ込みも中々なモノ。まぁ歌唱力でゴリ押している部分もそりゃあるけど、ゴリ押そうとしなくてもこの歌唱力は出てくるのよ(

 

トーク力などに関しては、ラジオとかの経験が豊富ということはないものの、生配信等含めて普通に良い感じだと思う。

結構いいノリで喋ってくれることも多いので、少なくとも平均以上のトーク力は持ち合わせていると思うし、そういう所はもっと見られる機会が増えれば良い所が見えてくるんじゃないかなと感じる。

 

岡美里は、まだ若いながらもしっかりと経験を積み、アニメ・吹き替え・ゲーム等幅広く出演しており、役柄も固定な感じもない、演技としては今の所は便利屋感もある、助かる声優という印象がある。

役柄によってのキャラへの理解度と、そこに合わせ込む力というのは若手としてはかなり高い部類にあるように思えるし、それでいてしっかりと低音が網羅でき、ハスキー系まで出来ることでこれから出来る役の幅というのも広く取れるだろう。

そして、歌に関しては現代声優界においても傑出するのではないかという感じがするモノをすでに持っており、これがもっと世の中に出てきて、作品と共に跳ねるとか、そういう形になる機会はいつなのか?という次元だと思う。前述した夏吉よりも松岡の方がより歌唱寄りではあるし…(

 

全体的なクオリティは高いと思うし、その中でしっかりとメインも獲得できている所を含めて、内部的には十分評価というのはされているんだとは思うが、そこに対して世間的な評価が追いついているかと言われるとそこが微妙というか。

じゃあ、松岡美里の代表作はなんですか?と言われた時に、どうしても一番最初の『映像研には手を出すな!』と、コンテンツである『ウマ娘プリティーダービー』という感じにどうしてもなってしまうと思う。

これは大変もったいないと思う。もっとアニメとか、ゲームでも良いので(そう言えばブルアカは入ってくるとは思うけど)演技的な強みみたいなものをもっと世間的にも分かってもらえるような作品に出会いたい所。

出てはいる。間違いなく出てる。そして良い演技もしてると思う。見てる人は見てると思う。でも、それじゃあ勿体ない。

声優の演技という所では、やっぱりアニメ、それかソシャゲじゃない系統のゲーム、こういう所で脚光を浴びて欲しいし、そうじゃないと世間に伝わってこないんだよね。

という中でのプリキュア。これは非常に大きい。決してプリキュアは声優の仕事が今後増える事が保証されるものではない。あくまでもプリキュアは一つの声優のゴールであって、スタートではないと常々筆者は言っている。

ただ、一年間間違いなく多くの人に見てもらえる作品ではあり、長いからこそ求められる演技も多いはず。しかも今回は主役、しかもアイドル系と来た。歌の部分もより世間の人に見てもらえることになるだろう。

歩んでいる道としては本当に素晴らしいというか、しっかりアニメメインとかも掴んでいるので、後は作品運は自分ではどうしようもない所がある訳で。

そういう中でのプリキュア。安定の土壌、委ねられる1年間。20代目に到達する歴史の真ん中として、遺憾なく松岡美里ここにありと示して欲しい。

 

 

以上。