おにじと申します。
過去回↓
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平塚紗依
オーディション・養成所・事務所遍歴
大沢事務所系オーディション
生年月日 : 2004年10月12日
デビュー : 2022年
出身:東京都
査定
演技力:< D >
演技幅:< D >
歌唱力:< D >
キャラソン力:< D >
トーク力:< D >
実績:< E >
過激派的将来性:< C >

序文
こと、声優業界には多くの事務所というのが存在するわけだが、その事務所のカラーというのは、結構声優にもにじみ出てくるところがある。
やっぱり事務所が目指す方向性っていうのは声優に出てくる感じはある。それを越えた声優自身の色ってのもあるんだけども。
今回は、安定した声優を輩出し続けている大沢事務所の新人・若手声優をご紹介していく。
大沢は公開オーディション含めて、なんか近年オーディションをやっていることをあっぴろげにしだしたのだが、そのオーディションで合格し、コロナ一区切りのあとにデビューしたのが今回紹介する平塚紗依である。
ここ最近の大沢生え抜きの中では明確にプイッシュされている気配を感じる声優であり、次世代大沢事務所のエースとなる可能性もある声優と言えるだろう。
まだ駆け出しと言えるくらいの期間ではあるものの、掴んでいくべき作品というのを早々に掴めている印象もあり、注目したい声優である。
今回は手短に平塚紗依で一本。
経歴
平塚は東京都出身。
幼少期から家族全体として表現することが好きという環境にあり、生まれた頃から芝居・芸能というところが身近に存在したらしい。(芸能一家とかだったんすか?)
アニメや歌というところが好きな中で、中学生の頃に『自分の好きなものがたくさん詰まった理想の世界』が声優だなという認識を持ち、声優になろう、事務所のオーディションを受けてみようという気持ちになったようである。
人生初のオーディションとして、大沢事務所のオーディションを受けて合格。
2022年『僕とロボコ』メイコ役でデビューを果たす。いきなり名前ありのキャラってのも中々の驚きかも。
この頃に日本芸術高等学園に転校し、3年生の1年間を過ごしていた模様。
中々経歴が特殊な部類とも言える。
2023年、『Re:ステージ!』の新ユニット、アルシュシュのキャラである双葉詩穂にも起用。
急に生まれていた、文化放送A&Gの宣伝キャラクターである浜乃上あぐのCVを担当し始めたのもこの年である。
2024年、『ひみつのアイプリ』星川みつき役に抜擢。
プリティシリーズのW主人公に藤寺美徳と共に起用された。
2025年となり、AIも一部使用していることで話題となった『ツインズひなひま』ひまり役に起用。
また、『ざつ旅-That's Journey-』鵜木ゆい役としても起用と、メイン役がここに来て増えてきた印象。
またラジオでは『平塚紗依はいつか上手に“さえ”ずりたい!』をニコ生に移った『鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト』の箱番組として開始し、ソロラジオを開始した。
先日2026年放送予定の『幼馴染とはラブコメにならない』月見るなが発表。
また、ゲームのほうではKeyの最新フルプライスゲーム『anemoi』にセンターヒロイン辻倉朱比華役に抜擢と、非常に起用が増えている。
大沢事務所の期待の新人という感じであり、各種媒体での起用が相次いでいる感じである。
評価
ということで、ここからは評価パートをやっていこう。
まぁとは言え、平塚はここ最近の新人の中でも特にまだデータ足りねえなあって感じなので、ざっくりとした評価というところにとどまりそう。そもそも経歴パートが短すぎるしな今回(
平塚の強みというところは、やはりその声質というところになってくるのかなと思う。
こう非常に声質が良い。透明感もありつつ、いい感じに透き通りすぎているわけでもない。
まさに大沢事務所の声優という感じの声質であり、大沢が好きそうな声なんだよな。
声優として、持っておいて損はない声質の良さというところだが、平塚はめっちゃ持ってる感じ。
基本的にはこの声質で殴るという感じの演技が現状は多い。声質がある声優の最初にありがちと言えばありがちではあると思うんだけども。
大沢事務所自体が声質というところをプッシュするところがあるので、非常に大沢らしい基盤が整っている声優。
とはいえ、スキル部分とかがないとか言うわけでは勿論なく、息の入れ方とかに結構特徴があったりもするし、どっちかっていうと囁き系とかの方が声質の強さは出てくるんだけども、元気な明るい子みたいなところでも結構強みが出てくる印象で、どうしても優しい声のイメージが現状はありそうではあるんだが、それ以外のところでも強さを出せるんじゃないかなと思う。
まだ出てきたてであり、未完成の部分も多いとは思うのだが、強みというのははっきりしているし、アイプリでの期間でも成長を感じられる声優ではあるので、面白いなと思う。
声質特化型声優がちゃんとスキルを各種身につけられた時の強さは本当に素晴らしいので、そういう期待を持ちたい声優である。
歌唱面。
こちらに関しては、アイプリでの歌唱が多くなっており、一定以上の歌唱をしっかりと出来ている印象。
キャラとしてという部分もそうだが、声質を活かした上で、発声というところもはっきりしている感じになっており、全体的な印象は良い感じ。
ただ、いかんせんほど現状アイプリしかない(リステも一応あるのでアイプリしかないって表現は不適切だが)ので、キャラソンへの合わせとか、純粋な歌唱力という部分に関しては判断がつかない部分がまだ多いのかなという印象。
トーク面。
こちらまだまだ場数が多くないものの、箱番組とは言えソロラジオも始まったことだし、向上している感じ。
生放送とかのトークに関しても割と出来ている印象かつ、所謂声優バラエティとかにも対応できている感じがあったので、今後の成長にも期待したいところ。
各所での露出が多くなってきそうなので、生放送、ラジオとかの機会も増えそうということで、こういうところもより分かってきそう。
平塚紗依は、大沢事務所の新人声優であり、まだまだ駆け出しの声優である。
ただ、各所において起用・抜擢が出てきている印象で、期待感がある新人声優という感じ。
まだまだ場数が多いわけではないのだが、非常に声質というところに強みを持っている声優であり、声質を重視した育成をしている大沢事務所らしい声優。
本当にめっちゃ大沢っぽいのよね、平塚って。声質にスキルを乗っけていく。そのうえで、勝負できる一芸というところをまず突き抜けさせようみたいな感じの育成を基本的にするので。
平塚はそれに値する感じの素養を持っており、現状でもその強みというのははっきりしているし、その上でのスキルというところも少しずつ乗っかってきている感じはする(まだ声質でゴリ押ししている部分もあると思うが)
どういう方向性に進むのかまだ想像の余地が大きい声優という言い方も出来るが、結構順調な歩みと言える現状に対して、どういう形の成長曲線を見せて、どういう声優に収まっていくのか。
典型的な大沢声優には少なくともなれると思うが、それ以上のポテンシャルも感じることは出来る声優。まずはアニメメインを重ね、Keyセンターでどれだけやれるか。そこを注目していこう。
以上。





